2020年11月2日月曜日

忘れられた街道・秋の古道をたどる

木曾峠(大平峠) 静かな秋の大平街道(県道8号 飯田南木曾線)

秋が進む忘れられた街道をたどれば・・・

飯田城下から飯田峠までには33体の観音菩薩が佇む
穏やかな秋の古道を辿ってみました・・・。大平街道は江戸中期に飯田城下から中山道妻籠宿へ、最短に往来するために開削された街道で、以前は駒場から清内路峠を越えて中山道へつながる街道しかなかった。もっとそれ以前開削された古道は、駒場から神坂(みさか)峠を越え中山道落合宿に合流する街道でした。そこから京都や尾張名古屋へと往来しました。JR飯田駅付近から大平街道、県道8号飯田南木曾線で飯田峠~大平集落~木曾峠(大平峠)~南木曾町・妻籠宿 およそ8里(32km)の道程です。穏やかな秋が進む古道を辿れば、江戸時代から街道を往来する旅人の悲喜こもごもをジッと見守った33体の観音菩薩が時を超えて穏やかに佇んでいました。飯田峠と木曾峠(大平峠)の中間には、かつて大平宿として繁栄した大平集落がある。木地職、林業、旅籠、問屋などで繁栄した集落も、伊那谷に飯田線の列車が開通して物流、交流が一変 全国にあった街道と同様、この大平街道もその使命を終えていった。かって繁栄した大平宿も昭和45年、大平集落は集団移住した。今 大平宿保存会が保存活動を行っています。木曾側の峠、木曾峠(大平峠)を越えて妻籠宿方面に下る。峠直下には当時の古道がおよそ1km沢沿いに残っていて、辿ってみた。その峠道を沢山の人馬、旅人が越えてゆく光景が想像でき、感慨深くなる。帰りは清内路峠を越えて園原、昼神温泉、駒場へと国道256号で飯田市へ・・・。
(2020.10.28 時をかける旅人 伊那谷の六代目圓樂)
問屋、旅籠屋として繁盛した家屋 およそ60坪の建屋 梁の太さが圧巻
紅葉が色つき始めていた
木曾峠付近の古道での朽ち果てて行く切り株
清内路峠を越え下ってくると姿見の滝が・・・そこそこ良いじゃん

 

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