天界 後光射す 厳冬期だというのに終日神々は上機嫌のようだ。たおやかな銀嶺の美しすぎる煌めきを堪能 風も無く穏やかな雪稜は暖かくさえも感じ、不気味なほどの静けさに その背後に牙をむく得体の知れない魔物が潜んでいそうな気がしてならない |
今日はその開催準備の展示をしてきました。私は「天界」をテーマにした全倍5点、全紙5点の10点組み写真を展示しました。朝出て、とんぼ返りの展示準備でした。見に来てね~。 (2018.11.7 中央アルプスの三歩)
~天界~
驕る人間どもを戒めるかの如く轟轟と荒れ狂う雪稜。
狭小と無力を嫌と言うほど思い知らされる。
だが、敬虔に頭を垂れ、じっと耐えた者だけに
天界の神々はわずかに微笑み、恩恵を授けてくれる。
その一瞬の荘厳で神々しき銀嶺と
悠久で雄大な山河の美しさよ・・・。
そんな神々からの恩恵を授かりたいが為に
あえて、極寒の森林限界を超える。
だが、ここから先は
人間ごときが足など踏み込んで良いものか躊躇する
まさに 神々の領域・・・。
天界 雲上紅焔 メラメラと燃え上がる天空 驕る人間どもへの怒りの焔か・・・ あるいは、恨みの焔か・・・嫉妬の焔か・・・はたまた神々の情熱の恋の焔か・・・ |
天界 怒り荒ぶる 午前中は晴れていたが、いよいよ雲行きが怪しくなり烈風と氷片が襲い来る 爆発寸前の神々の怒りだ。こんな時は、尻尾を巻いて、そそくさと退散だ |
天界 霊峰遙かに 神々は烈風と雪を巧みに使い大きな岩にオブジェを残していった 見事な出来栄えで、我々は”エビのシッポ”と呼んでいる |
天界 立ちはだかる雪壁 ガチガチに凍り付いた雪壁、人間どもの侵入を拒絶していた 遙か上に難攻不落に思える頂が・・・ |
天界 雪稜の一刀彫り よく締まった堅い雪面を烈風をノミとして使い 荒々しい一刀彫りの彫刻を神々は彫り上げていった |
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